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香典返しや結婚祝いのタブーな品物とは?カタログギフトが便利なワケ

香典返しや結婚祝いのタブーな品物とは?カタログギフトが便利なワケ

結婚式やお葬式の「タブー」とは?

結婚式やお葬式は、人生の中でも重要な出来事です。
そのため、「縁起」が大事にされていますが、贈ってはいけない「タブーの品物」があることはご存知ですか?

では、どのような品物がタブーとされているのでしょう?

引き出物や結婚祝いのタブー:「刃物」「櫛」「履物」

引き出物や内祝いなど結婚に関わるお祝い品では、縁を切ることを連想してしまう包丁やハサミなどの刃物が代表的なタブーとして挙げられます。

他にも、くし(櫛)や履物なども、タブーに該当します。
くしは「苦死」と読めてしまうことから、非常に悪いイメージを想起させてしまい、履物は踏みつけられることを連想してしまうからです。

ベビー用品

ベビー用品など、これから使われることが多くなりそうで贈ってしまいそうになるかもしれませんが、気をつけましょう!

香典返しのタブー:「四つ足生臭もの」「慶事の品」

香典返しの品物にも、タブーがあります。
まず、「四つ足生臭もの」と呼ばれるものですが、これは「牛や豚などの肉」と「」を指します。

慶事

これがタブーとされている理由としては、「四つ足の動物の肉を食することは、神道において禁忌ともされているから」だったり、「仏教では四十九日まで精進料理を食べるため、肉や魚を貰っても食べられないから」だったりなど理由は諸説あります。

また、「お酒」や「昆布」、「かつお節」などは喜ばしいこと(慶事)に使われるものなので、避けた方が良いとされます。

カタログギフトが冠婚葬祭で使いやすい理由

カタログギフトは結婚式の引き出物や、お葬式の香典返しの定番となってきています。
その利点には「もらった人が持ち帰りやすい」が大きいかもしれませんが、冠婚葬祭においては、「タブーの品物を回避できる」というのも大きいでしょう。

例えば、「結婚祝いでタブーの品物を贈ってしまったから、夫婦仲が悪くなってしまった」というような直接的な影響にはなりませんが、占いのように「人生に関わるほどに縁起が悪いもの」ということで、避けるべきとされるマナーとなっています。

ですが、マナーを考えて品物を選ぶのは大変なもの。
冠婚葬祭のようなイベントがあるときは何かと忙しくなり、品物を細かく選ぶこともできなくなってしまうかもしれません。
カタログギフトが便利に使われるようになったのは、このように「マナーを守りやすい」点と「品物選びに時間がかからなくて済む」といった点からでしょう。

ただし、「カタログギフトだったらなんでもいい!」というわけでもありません。
タブーのことを知りつつ、なるべくその商品が掲載されていないものを選べるように、準備しておきましょう。

冠婚葬祭に合ったカタログギフト

好きな品物を自由に選べるカタログギフトですが、シチュエーションに合った商品を重点的に掲載しているカタログギフトも存在します。

結婚に関するお祝いなら、「ブライダル用カタログギフト」を使いましょう。
タブーの品は避けて掲載されており、結婚後の生活に役立つ商品も多くなっています。

香典返しの場合には、長く使用するようなものを贈るのはあまり望ましくなく、すぐに使い切ってしまう「消えもの」でお返しするのが一般的です。
これは、悲しみを消すという意味があるためで、お茶や海苔(のり)などが代表的な例として挙げられるでしょう。

他に利用される品物として「タオル」がありますが、これは「不幸を拭う」という意味合いを持つとして定番となりました。
ただし、あまりに高級なものだと消えずにずっと使い続けられてしまうので、お値段はほどほどに。

そして、「香典返し用カタログギフト」と探したときに注意したいのは、見つけたカタログギフトが「香典返しでも使える和風のカタログ」という場合があります。
その名前の通り、和風の品物が掲載されたカタログギフトになっていますが、お祝いをイメージさせる品が多い場合もありますので、掲載内容は一度見ておきましょう。

マナー対策にカタログギフト

冠婚葬祭での贈り物は、細かなマナーが多くあります。
例えば、結婚のお祝いにシェーバーを贈るのは、刃物だからタブーという考えの人もいれば、シェーバーくらいなら大丈夫という考えの人もいるでしょう。

また、地域によっては独自の風習などもあります
生まれ育った地域や長く住んでいる地域なら、その地域の風習もよく分かるかもしれませんが、そうでない場合にはよく分からず、タブーな品物を贈ってしまうこともあるかもしれません。

そして、最低限のマナーとして、相手が持ち帰るときのことも考慮する必要があります。

カタログギフトは、こういった問題も解決できるように考えられたギフトですので、冠婚葬祭の際には利用してみてはどうでしょうか?